次にご登場いただくのは、電子機器メーカーのエンジニアＢさん
司会役
お待たせしました。
それではＢさんの自己紹介をお願いします。
同業ライバル企業へ転職したＢさんの談話
Bさん
私の仕事は、製造業の工場自動化を促進する事が主な仕事です。
業界用語ではFA（ファクトリー・オートメーション）と呼ばれています。
具体的には位置制御装置のエンジニアをしていました。
司会役
何故、転職されたのですか？
Bさん
若い頃は定年まで前職企業で働き続けるのが当たり前だと思っていました。
その考え方が変わったのは、リーマンショックをきっかけに会社の業績が激変した後です。
もしかしたら自分の会社が倒産するかもしれないと考えた時、転職という２文字が脳裏に浮かび上がり離れなくなりました。
司会役
やはりリーマンショックは、インパクトありましたからね。
業績悪化で、Ｂさんの仕事にも影響があったのですか？
Bさん
一番変わったのは、職場の人間関係が悪化した事です。
社内で大々的なリストラが始まり、急に人間関係がギスギスしだしたのです。
あとボーナスが大幅にカットされたのも、かなり厳しかったです。
もともとここ数年昇給がなく蓄えが出来ない状態だったので、生活費を切り詰める必要がありました。
司会役
Ｂさんが転職活動を始めた時は、何からスタートしましたか？
Bさん
一番最初は、ネットで求人を探しました。
企業のHPで中途採用ページを確認して、３社へ履歴書を送ってみました。
司会役
結果はどうでした？
Bさん
いずれも書類選考で落とされました。
でも、実は現在転職した企業はその中の１社です。
司会役
えっ！
どういう事ですか？
書類選考で落とされたのに、現在その会社で働いているという事ですか？
Bさん
はい、その通りです。
実はHPから直接応募した時は駄目だったのですが、その後リクルートエージェントに登録してもう一度受けてみたら内定を貰えたのです。
司会役
へ～、そんな事もあるんですね。
直接応募した時と、リクルートエージェント経由で応募した時とでは何が違ったのですか？
Bさん
ひとつは事前情報です。
私が○○企業に応募したいというと、リクルートエージェントの担当者は「その会社は半導体業界向けのRFIDに注力しているから、応募書類で実績をアピールしてください」と言ってきました。
そこで言われたとおりにRFIDでの実績に注力した職務経歴書を作成したら、書類審査に通ったのです。
その後臨んだ面接でも同様です。
「２次面接では営業マインドのインタビューがあるので、答えを準備しておいてください」と言われました。
すると、実際にそのような質問を受けたのです。
だから、準備しておいた理想的な回答をする事が出来ました。
司会役
その情報力は強い味方になりますね。
他にも何かエージェントを利用して良かった事ってありましたか？
Bさん
はい、ありました。
前職を円満退社する為の段取りを聞いておいたのは役立ちました。
転職先がライバル企業だったので、躊躇していたのですが・・・
事前にアドバイスを貰っていたおかげで、スムーズに退職する事が出来ました。
司会役
ずいぶんエージェントを頼りにされたんですね。
では逆に、エージェントに対して不満を持たれた事はありませんでしたか？
Bさん
エージェントに登録したデメリットは・・・
特にないです。
もし登録していなかったら、現在もまだ転職できてないと思います。