年収アップを実現出来る人の思考法

生涯給料データから業界間の賃金格差を知る

業種間の生涯給料格差

この統計グラフは業種別の生涯給料データを示しています。
縦軸が生涯給料。
横軸が業種。

水産農林業に従事している人達の生涯給料が1億7千万円。
放送業界に従事している人達の生涯給料が4億4千万円。
その差は約2.6倍。

業界全体を平均すると、2億3千万円ぐらいという結果です。

個別企業の生涯賃金データをチェックできるのでコチラも参考にするといいです。
http://special.msn.co.jp/money/salary/life_salary/001.html

人件費の仕組みを3パターンに分類

【給与規定重視タイプ】
年齢と職務経験年数によって、横並びの給与体系を維持している会社。
このような会社へ転職する時は、いくら才能があっても給与規定の枠から外れる事はありません。
中途入社組と既存社員との公平性を保つ事が重視されます。
それによってチームワークや愛社精神を育む事を目的としているという面もあるのです。

【キャリア重視タイプ】
実務経験や過去の実績を最大限に考慮して評価してくれる会社。
給与規定はあるものの、上長の判断で例外事例を出せる風通しの良い社風である事が多い。

【スキル特化タイプ】
稀少価値のある特定スキルを保有する人材を集めている会社。
技術職や財務系の場合が多い。
あなたのスキルと会社側のニーズが合致するのであれば、サラリーマンであっても数千万円の年収が提示されることもあります。

まとめ:転職して年収を上げるには?

まず第一に高賃金体質の業界へ転職する事が出来ないか模索する。
営業職であれば業界変更は比較的簡単です。
技術職であっても、異業界でスキルを活かせないかを徹底的に考えてみる。

次に転職を希望する企業の人件費に対するスタンスを見極める事。
もちろん、希望転職先の給与水準が総じて高ければ、自動的にあなたの給料はあがるでしょう。
でもそうではない場合は、給与規定重視の会社に対して「私は優秀だから・・・」と売り込んだところで無駄です。
キャリア重視タイプの企業を目指しましょう!

ただ難点なのは、自力で転職希望先の内部情報を入手する事は困難であるという事。
しかし、この問題は転職エージェントを利用する事で解決できます。

転職エージェントの営業担当者は日々そのような情報を集めています。
あなたはそれを利用すれば良いのです。
ちなみに年収アップ交渉に積極的なエージェントはこちら。

最後に:年収アップに目がくらんで失敗しない為の注意点

ベンチャー企業や急成長中の企業の高年収オファーには、ちょっと距離を置いて考えるべきです。

これらの会社は、ビジネスチャンスは見えているのに人材が足りずにフルパフォーマンスを出せていない状態。
なので急募で人材を求めています。
その結果、市場より高めの給料を提示する傾向にあります。

もしそのようなオファーを受けたら、その給料が持続可能かどうか考えるべきです。

以前に派手に求人市場を沸かせたミクシィやグリーも、数年後にはリストラしてます。
流行りものに乗る時は、その次のキャリアパスも考えて行動した方がいいという教訓です。

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