≪武田さん(38歳・生産管理)の体験談≫

午前中から何もやる事がない日々

武田さん:「何か仕事ありませんか?」

上司:「特にないから、新しい資料を読んで勉強しておいて」

これが直属上司との1日の中で唯一の会話。
出社して10時頃には暇になってしまう。

1年前に新しい部署に配属されてから、与えられた仕事は簡単な書類整理のみ。
どんなにゆっくり仕事をしても、1時間もかからない。

最初は本当に勉強していたが、いまでは読むモノがなくなった。
もちろん気力も失せた。

お腹が痛いわけでもないのに、1日に3~4回はトイレの便座に座る。
誰の目も気にならないトイレの個室は落ち着く。
スマホ片手に20分ぐらい時間を潰してから席へ戻る。

そんな自分の行動について誰も何も言わない。
ただ意地悪な目線で行動を観察されている事だけは解っていた。

「仕事をください」と直訴するも、話にならなかった

同期入社で既に課長に出世している奴は何人もいる。
それに対して自分は主任補佐。
この時点で自分に対する会社の評価が低いのは分かる。

だからといって仕事を干されるほどの大失態をしでかしたことはない。
何故ここまでの仕打ちを受けなければならないんだ・・・
悶々とした毎日を過ごした。

ある日、さすがに耐えられずに上司に時間を取ってもらった。
そして「何故、仕事を干されているのか?」徹底的に聞いてみた。

ところが何を言っても駄目。
「仕事は自分で見つけるものだよ」の一点張り。

こちらが挑発しても、この上司の顔は常に笑顔だった。
そのうえ言葉はとても丁寧で、自分の指導力のなさを詫びてきた。
全く本心ではないのはミエミエだが・・・

この面談の後、自分の置かれている状況に恐怖を感じた。

決断の時

決断する人

ユニオンへ訴える事も考えた。
でも、そもそもたいして業績の良くない今の会社にしがみつく価値があるのか疑問に感じた。

まだ定年退職まで20年以上ある。
長期間嫌な思いをしながら、不安定な会社に通い続けることは出来ない。

転職を決意した!

家族の理解を得られた

最初は初めての転職で何をしたら良いのか分からなかった。

まずは妻に転職する事を説明。
反対されるかと思いきや、そんな状況なら早く転職した方が良いと背中を押された。
「収入が減っても、私が頑張るから大丈夫」という言葉には、涙がこぼれ出そうになった。

それから一気に火が付く!
リストラされる前にこっちから辞めてやる。

企業の内部情報を持っている転職エージェントは利用価値が高い

とりあえず求人情報を集めなければならない。
しかし、求人情報だけでは企業の上っ面しか分からない。
業績やら企業カルチャーを詳しく知りたかった。

役立ったのは転職エージェントのコンサルタント。
まさに求めていた企業の内部情報を色々教えて貰えた。

しかも自分の市場評価も低くない事が判った。
コンサルタントの方が推薦状を書いてくれた会社から、すんなりと内定をいただいた。

仕事に充実感を感じる日々

今は転職して1年が経過。
転職は成功だった。

年収や待遇は前職とほぼ一緒。
やってみたかった仕事をやれているという充実感が一番大きい。

ちなみに前職の会社は業績が大幅悪化。
経営主体を銀行に牛耳られて、6,000人の大規模リストラを発表した。
つくづく早めに動いて良かったと実感。

私の転職を後押ししてくれた妻と、転職エージェントの担当者に感謝です。

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