仕事を辞める前にやっておくべきこと

1.会社を辞めても生活できるのか?

今すぐ感情的に会社に辞表を出しても生活していけるのだろうか?
実家から会社勤めをしている場合は、パラサイトすれば良いので心配扶養ですね。
でも、一人暮らしや家族持ちの場合は、会社を辞めた後の生活費に関しては切実な問題です。

そんなわけで、まずは失業保険制度を確認しましょう!
https://www.hellowork.go.jp/insurance/insurance_basicbenefit.html

色々細かい規定はありますが、要約すると下記3点に注目しておく必要があります。

【失業手当の金額は?】
 ⇒前職給料の8割程度のお金が支給される

【どれくらいの期間給付されるの?】
 ⇒給付期間は最大で1年間

【すぐに貰えるの?】
 ⇒退職理由が自己都合の場合は、離職後90日後からの給付開始。
  会社都合(倒産や早期退職制度)の場合は、翌月から給付開始。

一番注目したいのは、「失業保険っていったいいくら貰えるの?」というい事ですよね。
これに関しては、前職給料との兼ね合いで個々に異なります。

ただ、大概の人は収入面の心配をしなくても良い仕組みになっています。

算定基準となる給料は退職前6か月分の税引き前の月給平均です。
この税引き前の金額が基準になるというのがポイント。
税引き前の給料の8割を失業保険として貰えるのです。

つまりは、会社勤めをしていた時の手取り収入と失業保険手当は、ほぼイコールになるという人が大半です。
(※ただし失業保険には上限があるので、高給取りだった人は注意が必要です。)

2.次の仕事を考える

収入面の心配事はとりあえず失業保険で解決したとして、最も本質的な問題である『次は何の仕事をするべきか?』という重い宿題が残されています。

この問題に関しての唯一の解決策は、自分一人で悩まないという事です。
自分の頭で思いつく仕事など、社会全体のほんの1パーセント程度です。

だから、どんどん外部の人に相談する事を始めましょう。
外部の人といっても、友達や親や同僚ではありません。
現在のあなたの交流関係は同じ思考回路の集まりなので、根本的な解決には至らないのです。

是非、適切なキャリアアドバイザーを味方につけてください。
世の中には、無料でキャリアアドバイスを行っている機関はたくさんあります。
一番有名なのは、ハローワークですよね。
ただ、ハローワークは非常に混雑していて一人一人の細かいプロファイルまでは見ていません。

ですから、民間版ハローワークといわれている転職エージェントを利用するのがベストです。
前職での経験と働き方の志向性から、トライすべき職業を案内してくれます。

仮に良い求人に出会えなかったとしても、仕事について真剣に話をする事で自分の考えがまとまってくるものです。
「何の仕事がいいのかな~?」と悶々としている人にとって、転職エージェントへの登録が突破口となる可能性が高いです。

仕事を辞めた後、転職活動をすぐに開始する為には、在職中にエージェントへの登録を済ませておきましょう!

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