葬祭業は成長ビジネス
新規参入が盛んな業界
これから30年ぐらい成長が続く産業の一つに葬祭ビジネスがある。
しかし先祖代々から伝わる神社仏閣を中心とした葬祭専門業者は、市場ニーズとは少しずれている。
いわば現在の葬祭業界は、需要と供給のミスマッチが起きている状態。
その為、異業種から葬祭ビジネスへの参入がとても多く、求人募集も活発になるという循環となっている
ちなみに葬祭ビジネスが成長産業である事は、日本の人口統計を見れば一目瞭然。
高齢者に偏ったいびつな人口分布に関しては、「国立社会保障・人口問題研究所」のHPを参照する事をおススメします。
http://www.ipss.go.jp/
葬祭ディレクターという仕事内容
葬祭ディレクターの仕事内容を簡単に紹介
- 葬儀依頼の連絡を受ける
- 病院や老人ホームなどの施設へ遺体を迎えに行く
- 遺族と葬儀プランの打ち合わせ
- 行政機関への届け出代行
- 葬儀当日の司会進行
- 火葬場や墓場への案内
- 葬祭費用の料金回収
このように亡くなった方とその遺族の面倒を細々と世話してあげる仕事です。
厚生労働省認定の資格もある
厚生労働省が認可している葬祭ディレクターの技能審査試験もある。
1級・・・実務経験5年以上(社葬まで含めた全般業務に精通している者)
2級・・・実務経験2年以上(個人葬に限定して知識と技能を有している者)
いずれも実務経験が必要なので、異業種から葬祭業界へ転職する人には無縁の資格。
転職後のステップアップとしてチャレンジしてみる価値はあるようです。
葬祭ディレクターとして活躍中の人達の感想
- 希望を持って仕事に取り組むことが出来るかというと微妙な心境。
- 他の求人と比較すると給料は多少良い。
- 不幸の連絡があると、夜中でも仕事に行く必要があるので辛い。
- いつ不幸の連絡があるかはわからないので、休みは不定期になりがち。
- 就活やエンディングノート作成支援という方向に活路を見いだせるとやりがいが出る。
総括すると、精神的負担は大きいが給料水準は悪くない。
ただし定休が見込めるのは組織ローテーションがしっかりしている大手のみという職場状況という結論に達しました。
【参考ページ】
- 助言
- 40~50代向け転職アドバイス
- 業界研究
- 中高年向け仕事探しのヒント