不動産業界の収入システム

40歳以上でも求人が多い不動産会社の営業職

求人サイトにプロフィール登録するとスカウトメールがたくさん届く。
とても便利な仕組み。
でも、中高年の場合はスカウトメールの8割ぐらいが不動産営業の求人。
そんなに不動産営業は人気ないのか・・・

  • 営業募集
  • 直行直帰OK
  • 未経験可
  • 年齢不問
  • ノルマなし
  • 年収1千万円も可能

思わず応募しそうになる!
(怪しすぎてならないか・・・)

給料体系を知る

実際に不動産会社で働いている人に「不動産営業の実態」を聞いてみたところ、給料体系から3分類できるとのこと。

【フルコミッション型】
年収1千万円以上可能といっているのは、ほぼフルコミッション型の営業募集。
他社で不動産営業の実績があり、人間関係が面倒だと感じている人には最適。
社員になるというより、限りなく業務委託契約に近い。

【固定給+歩合制】
多くの不動産会社が採用している方式。
固定給の比率が高いほど社員教育に熱心で雇用の安定感はある。
いわゆるマンション販売や建売住宅の販売員です。

【固定給型】
大手の住宅メーカーは固定給がメイン。
ただ、働きやすい会社は人が辞めないので中途採用も少ない。
その一方で大手であっても人の入れ替わりが激しい会社はあるので要注意。

全体的にいえることは離職率が高い業界だという事。
3年経つと営業所の人が全員入れ替わってしまうというブラック企業もあるそうです。

この業界経験者であれば、怪しい会社の嗅ぎ分けも出来るでしょうが・・・
未経験者の場合は、転職アドバイザーや業界関係者にアドバイスを求めましょう。

応募する前に必ずチェックしておきたい3項目

最後に最低限確認すべき事

①系列を確認
まずは系列があるのか確認してください。
鉄道系・銀行系・財閥系など、不動産会社の母体を調べていくと会社のカルチャーが分かります。

②独立系は避ける
オーナー社長が率いる独立系は8割方きびしい職場だと認識しておきましょう。
ただこの業界でもの凄く上手くいっていて好待遇を実現しているのは、独立系の残りの2割です。

③詳細な業務内容
不動産営業といっても、実際の業務の進め方は各社バラバラ。
とにかく外回り重視の会社もあれば、ひたすらテレアポしている会社もあります。
また、反響営業に的を絞ってリスティング広告の管理がメイン業務の営業マンもいます。

不動産会社は広告が上手です。
それは求人広告でも一緒。
不動産会社が提示する良い条件は2割減。
悪い条件は2割増ぐらいの感覚を持っているとちょうど良いかもしれません。

不動産営業は中高年の未経験者でも比較的高待遇で雇ってくれます。
その為、前職給与水準を何としてでも維持したいという人は年収条件だけで入社しがち。

ただ、良い条件には必ず落とし穴があるもの。
何度も足を運んで、疑問点をすべて解消するまで安易に転職先を決定する事のないようにすべきです。

【参考ページ】

助言
40~50代向け転職アドバイス
業界研究
中高年向け仕事探しのヒント

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