成長産業へのチャレンジを支援する体制が出来つつある

「成熟産業」から「成長産業」への労働者の移動。
政府が国の成長戦略として発表した内容です。
掛け声だけでなく2014年度からは、その為の予算が転職支援会社へ配分される。

ターゲットとなっているのは、40~50代のサラリーマン。
これからは中高年者が未経験分野の異業種へ転職しやすい方向にシフトしていく事が予想されます。

転職活動のルールが変わる

悩む男性

従来までの転職活動は、同業種内で求人を探すのが基本。
そうなると必然的に特定業種内でのスキルやキャリアに焦点が当たっていた。

しかし産業の栄枯盛衰サイクルが短期化している現在は、ひとつのスキルだけで何十年も働き続ける事は困難な状況。
これは本人の能力や努力不足とは関係なく、誰もが陥る社会的な罠として認識されている。

そこで新たに注目されているのが、「業務改善」や「折衝力」といったジェネラリスト能力。
この能力は異業種であっても活用する事ができるというわけ。

今までのキャリアを捨てる覚悟が必要

中高年者が転職を成功させる為には「過去のキャリア」を捨てる事。

特定業種だけに強いこだわりを持っていると必ず行き詰ります。
まずは頭の中を白紙に戻しましょう。
ゼロスタートで仕事探しをしてみる事がとても重要。

そして新規雇用の大きな流れは「製造業」から「サービス産業」へシフトしているという大原則を理解してから、転職活動をする必要があるでしょう。

人生の長期化に備えて仕事を選ぶ

平均的な人とって、定年退職~寿命をまっとうするまで20年~30年あるのが一般的。
当然心配になるのはお金の問題。
安心できる老後の生活資金は1億円と言われているけど、普通に働いていてそんなに貯金が出来るわけない。

普通の人に出来る解決策は、ストレスがない状態で長く働ける仕事に就き定期収入を得続ける事
健康面に不安がないのであれば、少なくても70歳前後まで働ける仕事を選択しましょう。

リストラされないように、現在の会社にしがみつこうとしているミドル層の方をたくさん知っています。
家族の生活を守る為に頑張っている事は認めます。
ただこの先の人生はずいぶん長い。

プライドを捨て発想の転換をして、第2の働き方を模索した人が最後に笑うのではないだろうか?
私はその分岐点が40代にあると思っています。

セカンドキャリアを模索してみよう!

【参考ページ】

マインド
異業種への転職はマインドリセットが必要
データ
企業の中高年採用意欲は上昇しているという聞き取り調査結果
業界研究
中高年向け仕事探しのヒント 40代以降でも求人が多くて成長できる業界に注目

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